marumoです。「プロセスケミストとは」シリーズの第3回です。第1回・第2回で仕事の全体像や研究職との違いをお伝えしましたが、今回はもっと具体的に「実際どんな1日を過ごしているのか」を、僕自身のルーティンをベースに紹介します。
もちろん日によって実験の進み具合や案件のフェーズで変動しますが、「だいたいこんな感じ」という標準的な1日のイメージとして読んでもらえればと思います。
ある1日のタイムスケジュール
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 8:30 | 出社。メールとチャットの確認、前日の実験結果の分析データをチェック |
| 9:00 | その日の実験計画をまとめ、必要な試薬・器具の準備 |
| 9:30 | 反応実験の実施(条件を変えた複数系列を並行して仕込むことが多い) |
| 12:00 | 昼休憩 |
| 13:00 | 午前の反応の後処理・サンプリング。分析部門にサンプルを提出 |
| 14:00 | チームミーティング(進捗共有、次のスケールアップ検討など) |
| 15:00 | 分析結果(HPLCなど)が出そろい次第、データを解析・考察 |
| 16:00 | 次回実験の条件を検討・実験計画書に反映 |
| 17:00 | 報告書・記録の整理、翌日の準備 |
| 17:30 | 退社 |
ポイント: 「実験→分析待ち→データ考察→次の実験計画」というサイクルを1日の中で回すのが基本です。実験そのものだけでなく、分析結果を待つ時間や考察の時間もセットで組み込まれています。
日によって変わること
- スケールアップ実験の日:パイロットスケールでの実験になると、立ち会い時間が長くなり、装置トラブルへの対応など突発的な作業が増えます。
- 資料作成が中心の日:ある程度データがまとまった段階では、社内向けの報告資料や、規制当局への提出資料の作成に多くの時間を使うこともあります。
- 他部門との調整が多い日:工場での製造前には、製造部門・品質保証部門との打ち合わせが立て込むこともあります。
学生時代の自分は「研究職=一日中フラスコを振っている」というイメージを持っていましたが、実際は実験そのものと同じくらい、データを整理し、次の一手を考え、関係者と調整する時間の比重が大きいと感じています。こうした働き方が自分に合っているか気になる方は、ワンキャリア転職 | 会員登録はこちら
で実際に働く人たちの声を見てみるのも参考になります。
まとめ
プロセスケミストの1日は、「実験」「分析結果の考察」「次の計画立案」「関係部署との連携」がバランスよく組み合わさっています。研究というと実験そのものに目が行きがちですが、その前後の思考・調整の時間も仕事の大きな部分を占めています。
次回は「スケールアップとは何をする仕事なのか」を、もう少し掘り下げて紹介する予定です。


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