プロセスケミストのやりがいと大変さ|現役が包み隠さず語る現場のリアル

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marumoです。「プロセスケミストとは」シリーズの第7回です。ここまで仕事内容や違い、必要なスキルなどを紹介してきましたが、今回は少し視点を変えて「やりがい」と「大変さ」を、できるだけ正直に語ってみようと思います。

やりがいを感じる瞬間

まずはポジティブな面から。プロセスケミストとして働いていて、特にやりがいを感じるのは以下のような瞬間です。

  • スケールアップがうまくいった瞬間:ラボスケールで検討を重ねた条件が、パイロット・工場スケールでも問題なく再現されたときは、自分の仕事の積み重ねが形になった実感があります。
  • 自分の関わった製法で作られた薬が世に出る:直接患者さんと接する仕事ではありませんが、自分が製法を確立に関わった薬が実際に使われていると考えると、仕事の意義を強く感じます。
  • 難しい反応の条件を突き止められたとき:不純物の原因が分からず何週間も悩んだ末に、条件のわずかな調整で解決したときの達成感は、この仕事ならではだと思います。
  • 他部門と協力して一つの製法を仕上げたとき:自分一人では解決できない課題も、分析や製造の担当者と知恵を出し合うことで前に進むことが多く、チームで仕事をしている実感があります。

ポイント: プロセスケミストのやりがいは、「自分の検討が実際のものづくりに直結する」実感の大きさにあると感じています。研究段階だけで終わらず、工場・製品まで自分の仕事がつながっていくのが特徴です。

正直、大変だと感じること

一方で、大変さを感じる部分ももちろんあります。良い面だけを伝えるのはフェアではないので、こちらも率直に書きます。

  • スケジュールに追われる場面がある:開発全体の計画に沿って動く以上、「あと〇日でこの条件を固めたい」というプレッシャーの中で検討を進めることがあります。
  • 思うようにいかない期間が長く続くことがある:不純物の原因が分からない、収率が伸びないといった状況が何週間も続くこともあり、精神的に根気が必要な仕事です。
  • スケールアップ実験は拘束時間が長くなりがち:反応の進行を見守る必要がある工程では、実験の立ち会いで丸一日、あるいはそれ以上かかることもあります。
  • 安全への責任が常についてまわる:大量スケールの実験では、小さな見落としが大きな事故につながりかねないという緊張感が常にあります。

こうした大変さは、裏を返せば「責任のある仕事を任されている」ということでもあり、必ずしもネガティブなことばかりではないと個人的には感じています。ただ、就活の段階でこうしたリアルを知っておくことは大切だと思い、あえて紹介しました。求人票だけでは分からないリアルな声を知りたい方は、【ワンキャリア転職】の口コミも参考になります。

やりがいと大変さは表裏一体

振り返ってみると、やりがいを感じる瞬間の多くは、大変さを乗り越えた先にあるものだと感じます。すぐに結果が出ない期間があるからこそ、うまくいったときの達成感が大きい。責任が重いからこそ、自分の仕事の意義を実感できる。そういう表裏一体の関係にあると思っています。

まとめ

プロセスケミストのやりがいは、自分の検討が実際のものづくりに直結する実感の大きさにあります。一方で、スケジュールのプレッシャーや、思うようにいかない期間が続く根気強さも求められる仕事です。どちらの面もセットで知っておくことが、納得のいくキャリア選択につながると思います。

次回は「向いている人・向いていない人」というテーマで、今回の内容をさらに踏み込んで整理してみます。

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